溶接シミュレーションソフト ASU/WELD-Express解析事例「高速溶接変形シミュレーションによる溶接順の検討」

ASU/WELD-Express の「高速溶接変形シミュレーションによる溶接順の検討」に関するテクニカルレポートです。

ASU/WELD-Expressは、溶接工程の熱変形を高速に予測出来るシミユレーシヨンソフトウエアです。

１．電流、電圧、溶接速度などの溶接条件
２．溶接箇所、順序、方向、長さ
３．連続溶接、断続溶接などの溶接工程
４．拘束治具の配置、アンクランプのタイミングの検討
などの溶接施工法の検討および評価のDX化を強力に支援します。

本事例では、ASU/WELD-Expressを用いてフレームに補強材を溶接する際の溶接順を検討した解析を行いました。

溶接において、熱収縮による変形が製品の寸法精度に影響を与えており、変形量を抑える為に溶接条件（溶接の速度、方向、順番や入熱量など）の検討が行われています。この検討をトライ&エラーによって行う場合、時間や資材を多く使用しなければなりませんが、ASU/WELD-Expressでは、溶接順を容易に変更出来るため、溶接順を検討する時間とコスト削減に役立ちます。