農業機械メーカー向け。農薬、天候に強い塗装のお悩み解決事例!
【膜厚の確保と下地処理によって悪条件を克服!】
~課題~
薬品工場では、室内に薬品の臭気及び気化したガスが微量ながら漂っている。塗装した制御盤及び設備機械がそれらによって腐食してしまうという現象が起きていた。耐薬品性に効果のある塗装が求められていた。
~提案~
屋外仕様に耐え、また薬品(農薬)に耐えうる塗膜を得るために、粉体塗装を提案しました。更に屋外仕様という条件をクリアするために、耐候性に強いリン酸皮膜処理を提案しました。
~結果~
条件の悪い屋外、薬品が飛散する環境にも関わらず、粉体塗装の膜厚により耐候性と耐薬品性が増した。またリン酸皮膜処理により密着性と防錆効果が得られ、塗膜形成に効果があった。
●詳しくは「設計者のための塗装ハンドブック」をお問い合わせ下さい。
基本情報【解決事例】天候、農薬に強い塗装への転換。
【粉体塗装の膜厚について】
粉体塗装の特徴の1つに、塗膜の厚さが挙げられます。
溶剤塗料等の液体型塗料は通常、塗膜の厚さが10~30ミクロンであるのに対し、粉体塗料は1回の塗装で30~150ミクロンの膜厚が自由に得られます。また、予熱方法を採れば高厚膜の塗装が可能となります。
現状の限界膜厚は150~200ミクロンとされています。近年では、薄膜の粉体塗料の開発も進み、膜厚の調整の幅が広がっています。
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