米国ランスモント社の水平衝撃試験装置 HITS は、輸送中の大型貨物に発生する水平方向からの衝突を再現するための試験機です。
米国の鉄道輸送では、操車場での貨物列車の連結による時間幅の長い衝撃が昔からよく知られています。またヨーロッパでは、トラックの急ブレーキや急カーブによる荷崩れ事故が、近年大きな問題になっています。
ランスモントは、この特殊な用途の大型試験機の実績とノウハウを、30年かけて地道に積み上げてきました。詳細は以下の説明をご覧ください。
※詳しくはＰＤＦ資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。
基本情報ランスモント社 水平衝撃試験装置 『HITS』
＜仕様例 ： 40G HITS＞
最大搭載質量 ： 2720 kg
最大速度変化 ： 19.3 km/h
テーブル寸法 ： 2.7 m × 1.5 m
試験条件（例）：
正弦半波 15 G - 30 msec（2720 kg 搭載）
台形波 1 G - 300 msec（2720 kg 搭載）
正弦半波 10 G - 50 msec（1360 kg 搭載）
正弦半波 40 G - 10 msec（1360 kg 搭載）
装置床面積 ： 11.8 m × 1.5 m
装置質量 ： 9000 kg 以上
所要駆動源 ： 圧縮空気 6.3 kg/cm^2
窒素ガス 150 kg/cm^2
| 価格帯 | お問い合わせください |
|---|---|
| 納期 |
お問い合わせください
※10ヶ月 ～ 20ヶ月 |
| 型番・ブランド名 | 水平衝撃試験装置 HITS（ヒッツ） |
| 用途／実績例 | 世界中でこれまでに15台の納入実績！ 地域 ： アメリカ、中国、ヨーロッパ、日本 業界 ： エレクトロニクス、食品、包装、自動車 ドイツ / フラウンホッファー社（Fraunhofer Institute IML） ◆ モデル名 ： HITS ◇ 納入年度 ： 2012年 ◆ 用途 ： 輸送中のトラックの急ブレーキ、急カーブを再現 米国 / アメリカ陸軍 （US Army） ◆ モデル名 ： 91 HITS ◇ 納入年度 ： 2008年 ◆ 用途 ： 道路脇に仕掛けられた即製爆弾（IED）の爆発により、横向きに吹き飛ばされた装甲車の乗員に加わる衝撃を再現 日本 / 複写機メーカー 様 ◆ モデル名 ： DB-HITS ◇ 納入年度 ： 1996年 ◆ 用途 ： 流通過程で受ける水平方向の衝撃を再現 |
ラインナップ
| 型番 | 概要 |
|---|---|
| 40G HITS | これまでに最も多く納入された標準モデル。ASTM試験規格 D4169、D4003 に対応。 |
| カスタムオーダー | 特注対応いたします！ ご希望の仕様をお知らせください！ |
詳細情報ランスモント社 水平衝撃試験装置 『HITS』
-
キャリッジ （テーブル）
試験品を搭載する水平テーブル面と、それに垂直なインパクト面がしっかりと溶接され、一体となって動きます。テーブル面とインパクト面には、試験品を取り付けられるネジ穴が開いています。（写真では、自動車部品の輸送用ラックを搭載）
-
ガイド システム
設置場所の床面には、２本のガイドレールを敷設します。キャリッジはその上を滑らかに移動します。
-
加速システム
キャリッジの底面には、ストロークの長いニューマチック シリンダーが固定されていて、キャリッジが必要な速度になるまで加速します。
-
サイズミック リアクション マス
大きくて頑丈な鉄の塊です。ガイド システムの終端に鎮座して、キャリッジの衝突によって発生する力をしっかりと受け止めます。
-
台形波プログラマーキット
貨車連結を想定した台形波を発生させます。キャリッジのインパクト面に固定されたプランジャーが、サイズミック マスに固定された窒素ガスシリンダーに衝突します。
-
正弦半波プログラマーキット
正弦半波を発生させます。キャリッジの前面にエラストマー モジュールを取り付けます。試験条件によっては、サイズミック マスにも取り付けることがあります。
-
タッチテスト コントローラ
専用の卓上型コントローラです。LCDスクリーンを指先で軽くタッチしながらHITSを操作します。
-
テストパートナー TP3
衝撃加速度波形を測定するためのコンパクトな計測器です。キャリッジや試験品に取り付けた加速度センサーからの信号を取り込みます。USBケーブルでPCと接続して使用します。
カタログランスモント社 水平衝撃試験装置 『HITS』
取扱企業ランスモント社 水平衝撃試験装置 『HITS』
ランスモント社 水平衝撃試験装置 『HITS』へのお問い合わせ
お問い合わせ内容をご記入ください。
