Oリング『バックアップリングの使用方法』マスオカ東京

【サンプル提供可能】バックアップリングの使用について解説しています

Oリングの固さは、タイプAデュロメータ硬さHs70とHs90があり、
Hs90は一般高圧用として規定されたものですが、Hs70でもバックアップリングの
使用によって同じ高圧用として使用できます。

高圧になると軸のスキマからはみ出しを生じます。このはみ出しはOリングの硬さ、
部品間のスキマ、圧力などによって決まるものです。

はみ出しが問題にならない低圧の場合でも、Oリングの破損の大半であるむしれや
ねじれ損傷などの事故を防止してOリングの寿命を長くする効果があります。

【製品の呼び方（例）】
バックアップリングの呼び方は、規格番号または規格名称・種類記号及び
Oリングの呼び番号になります。
■スパイラル
JISB2401-4（規格番号）、T1（種類記号）、P20（リングの呼び番号）
■バイアスカット
JISB2401-4（規格番号）、T2（種類記号）、P20（リングの呼び番号）
■バイアスカット
JISB2401-4（規格番号）、T3（種類記号）、P20（リングの呼び番号）

※サンプル提供可能です。サンプルをご希望の方は【お問い合わせ】よりお申し込みください。

基本情報Oリング『バックアップリングの使用方法』

【その他取り扱い上の注意】
各グランドに使用する場合、圧力が片側だけから加わるときでも、予期せぬ圧力が発生
する場合や、バックアップリングが発揮する潤滑の効果などを考えれば
2個のバックアップリングをOリングの両側に取り付けることが望まれます。

しかし、スペースの制限があって、2個のバックアップリングの取り付けが困難な場合
には、1個のバックアップリングを低圧側に取り付けます。

スパイラルの取り付けは、組み込むときにみぞの深いほうへ巻き付いてゆくような
方向にまわすことが大切です。
使用温度は、四フッ化エチレン製樹脂リングでは-100～+260℃、一般の鉱物油系作動油、
水系作動油、合成作動油をはじめ、ほとんどの作動流体中で使用可能です。

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