株式会社MTI.Network 【事例】X線CTスキャンデータによる3D造形品の出力
- 最終更新日:2020-05-12 18:06:02.0
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X線CT装置によりスキャンしたデータを使用した3Dプリンタ造形についてご紹介します。
X線CT装置を使用して対象物(樹脂製コップ)のCTスキャンを行い、3Dプリンタによる出力を試みました。
CTスキャンデータをSTLに変換するだけで3D造形ができますので、図面の無い部品のリバースエンジニアリングを手軽に行うことが可能です。
<工程の手順>
【手順1】
X線CT装置によるサンプルのスキャン。
【手順2】
VG STUDIO MAXにてスキャンデータをSTL化。
【手順3】
メッシュの状態を確認し、破損等の不具合があれば修正を実施。
【手順4】
樹脂3Dプリンタによる3D造形。材料はONYX(炭素繊維入りナイロン)を使用。
基本情報【事例】X線CTスキャンデータによる3D造形品の出力
今回はX線CT装置を用いてコップの形状をスキャンしましたが、内部形状が無いためレーザスキャナでも同様のことが実施可能です。
X線CT装置はサンプルの内部形状のデータ取得を得意としているのに対して、レーザスキャナは外部形状のデータ取得を得意としています。そのため、2種類のスキャナを組み合わせることで外部と内部の両方の形状のデータを正確に取得することが可能となります。
X線CT装置・レーザスキャナ・3Dプリンタ・モデリングソフト等の3Dデジタルツールにご興味のある方はお気軽にお問合せください。
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用途/実績例 | 使用設備は下記の通りです。 ■X線CT装置(ニコン社製:XT H 225 ST) ■樹脂3Dプリンタ(Markfoged社製:Mark X7) |
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