中央樹脂化学株式会社「撹拌釜の洗浄できてますか？」前製品の混入量を推定しました！

最終更新日：2021-08-19 13:17:02.0
印刷用ページ

一般論として、撹拌釜にどの程度「前製品」が残っているか（溶剤洗浄でどの程度「前製品」を除去できたか？）を不揮発分から検証しました

目的
撹拌釜にどの程度「前製品」が残っているか（溶剤洗浄によってどの程度「前製品」を除去できているか？）を、不揮発分の測定から検証しました。

検証方法（溶剤洗浄の方法）
樹脂溶解液A（可視化のため紫に染色）を製造した直後の撹拌釜（50L）に、溶剤B（新品2kg）を投入した。これを40℃で30分間撹拌した後、抜き取った溶剤Bの不揮発分１を測定した。更に、溶剤B（新品2kg）を投入し、上記作業を繰り返して不揮発分２を測定した。

検証結果
不揮発分１＝2.9%　→ 溶剤洗浄によって 58g相当の前製品（固形分）を抽出
不揮発分２＝0.3%　→ 溶剤洗浄によって 6g相当の前製品（固形分）を抽出
＊不揮発分の測定：乾燥減量法120℃ｘ30分　＊溶剤B（新品）の不揮発分＝0.0%

考察
・不揮発分２が不揮発分１より低かったことで、溶剤洗浄の効果は“ある程度”確認された
ただし、２回の溶剤洗浄によって「前製品」は希釈されたものの、完全に除去はできなかった

＊溶剤洗浄より効果の高い洗浄を期待するには、撹拌釜を『分解』して、内部の羽根や壁面に付着した前製品を洗浄する作業が必要と考える

基本情報「撹拌釜の洗浄できてますか？」前製品の混入量を推定しました！

価格帯	1万円 ~ 10万円
納期	お問い合わせください
用途／実績例	コンタミを厳しく管理される用途や業界向けに、釜の分解洗浄を実施しています

カタログ「撹拌釜の洗浄できてますか？」前製品の混入量を推定しました！

取扱企業「撹拌釜の洗浄できてますか？」前製品の混入量を推定しました！

中央樹脂化学株式会社埼玉伊奈工場

受託業務１．有機溶剤を使ったゴムや樹脂の溶解　■特徴１　指定配合の溶液を５０Lから受託製造　撹拌釜は最小50L～最大3,000L 　必要な量だけ、指定配合の溶液を製造できます　＊高粘度溶液も撹拌可能　■特徴２　コンタミ防止の取り組み　一般的に危険物用の撹拌釜は、内部洗浄が困難と言われますが、　当社の釜は、品替え毎に分解して、　内壁や羽根に付着している前残を除去できます（200L釜以下）。＊＊受託業務２．ゴムの練り加工（OEM） ■ゴムは練り加工からお引き受けします。溶解性向上や粘度調整、品質安定のために、ベール形状のゴムは事前に延伸（シート化）します。当社の強みは、ゴムの「練り」と「溶解」、２つの加工工程をまとめてお引き受けできることです。＊＊受託業務３．危険物の詰替え・小分け・ブレンド ■危険物の詰替え作業を、ドラム缶１缶から受託可能です小分け容器は一斗缶やドラム缶、小缶やチューブなどさまざまお選び頂けますご要望に応じて、窒素パージや容器封入、製品のろ過、検査（固形分、粘度、NCO値など）を行います