矢崎エナジーシステム株式会社 冷水を作り出す技術
- 最終更新日:2024-02-14 14:00:53.0
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まず、低温・低圧の気液混合冷媒(水と水蒸気)が蒸発器に入ります【1】。
蒸発器内はほぼ真空状態のため、通常は100℃の水の沸点が7~10℃まで下がっており、冷水配管内の比較的温かい水から熱を奪うことで冷媒(水)は沸騰し水蒸気になります。
蒸気圧縮式冷凍サイクルの圧縮機の吸込み側のように、水蒸気が吸収器に吸い込まれます【2】。
水蒸気は吸収液「臭化リチウム」に吸収され、再生器へとポンプで押し出されます。再生器内で冷媒・吸収液の混合液を加熱し元の水蒸気と吸収液に分離させ、吸収液は吸収器へ戻り、水蒸気は凝縮器へ送られます【3】。
再生器で熱を加える方法として、ガス・油などの燃料を用いた燃焼方式か、蒸気や高温水による方法があります。
凝縮器内で熱を奪われ水に戻った冷媒は【4】、膨張装置で減圧され、蒸発器に流れるというサイクルを繰り返します。
基本情報冷水を作り出す技術
各項目の詳細については、下記詳細情報をご覧ください。
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用途/実績例 | 具体的な製品などについては、下記HPをご確認いただくか 別途カタログページをご覧ください。 http://solar.yazaki-group.com/ |
詳細情報冷水を作り出す技術
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●水を蒸発させて冷水を作ります。
真空に近い気圧の容器(蒸発器)の中で、蒸発する液体に伝熱用のパイプを通しパイプ中に水を流してみると,気化熱によって流れている水の熱が奪われるため、パイプ中に流入してきたよりも温度が低い状態(冷水)に変化します。
真空中でパイプに水を滴下させると、表面の水がパイプの内側の水の熱を奪って蒸発するため冷水ができます。
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●蒸発した水蒸気を回収します。
蒸発器で蒸発した水蒸気(冷媒)は、吸収器の中にある吸収液に吸収されます。
水蒸気を吸いやすい吸収液(臭化リチウム溶液)が、送られてきた水蒸気(冷媒)を吸収するため、吸収液の濃度は薄くなります。
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●水蒸気と濃い溶液を作ります。
吸収器で水蒸気を吸収し、濃度の薄くなった吸収液を再生器に送ります。
鍋で煮物をする原理で、薄くなった溶液を加熱することにより,水分(冷媒)を蒸発させ、蒸気と再び濃度の高い臭化リチウム溶液(水蒸気を吸収しやすい吸収液)に戻します。
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●蒸気を冷やして水を作ります。
再生器で蒸発させられた水蒸気(冷媒)を凝縮器に送ります。
水蒸気(冷媒)が冷却水の通っているパイプに触れると凝縮して水に戻ります。(液化)
出来た水(冷媒)は最初の蒸発器へ送られます。
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