富士電機株式会社 導入事例:ヒートポンプによる省エネルギー対策

ディーゼルエンジンの冷却水から熱回収。排熱利用で蒸気発生にかかるエネルギーコストを約55%削減、CO2排出量を約40%削減。

■事例概要
ヒートポンプによる省エネルギー対策事例。導入以前はボイラーで蒸気をつくりクリーンルームに供給していましたが、これにディーゼルエンジンの冷却水排熱を利用。

蒸気発生ヒートポンプで 熱回収し蒸気を供給、ボイラーの使用を低減。これにより、蒸気発生にかかるエネルギーコストを約55%削減、CO2排出量を約40%削減することができました。

基本情報導入事例:ヒートポンプによる省エネルギー対策

■蒸気発生ヒートポンプについて
蒸気発生ヒートポンプは設備で排出された熱を回収・再加温し、排熱の再利用を可能にします。工場で排出される排温水(60~80℃)などから熱を回収し、飽和蒸気(100~120℃)を供給します。

遠隔監視・操作に対応しており、ヒートポンプとエネルギーマネージメントシステムを組み合わせることで食品工場全体の省エネ、エネルギー利用の最適化を可能にします。

用途/実績例 ■導入事例:ディーゼルエンジンの余剰排熱を活用した省エネルギー対策

・導入効果
蒸気発生にかかるエネルギーコストを約55%削減、CO2排出量を約40%削減。

・現場担当者の声
車載用パワー半導体を製造している富士電機パワーセミコンダクタ飯山工場では,電力の安定確保のために敷地内でディーゼルエンジンによる自家発電を行っています。

このエンジンから発生する未利用排熱を有効活用して工場の省エネに繋げられないか検討していました。そこでクリーンルームに供給する蒸気に着目しました。クリーンルームでは静電気防止のためにクリーンルーム専用ボイラで蒸気を作り加湿しています。

2015年3月から蒸気発生ヒートポンプを導入し,ディーゼルエンジンの排熱を利用して作った蒸気の供給実証を開始しました。その結果,蒸気発生ヒートポンプ導入前の省エネ計画よりも燃料代や電気代を格段に削減することができました。

カタログ導入事例:ヒートポンプによる省エネルギー対策

取扱企業導入事例:ヒートポンプによる省エネルギー対策

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富士電機株式会社 パワエレ営業本部 プロセスオートメーション統括部

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