わかりやすく言うとめっきとは素材の表面に新たな金属皮膜を付与する技術のことで我々身近なところにもたくさん使われています。
いくつか例を挙げると、防食性を得るためにブリキ板にスズめっきを施されていたり、トタン板に亜鉛めっきが施されていたりします。大会のトロフィーやメダルなどには装飾用として金めっきなど、半導体部品には導電性を付与する銅めっきや金めっきが施されていたりします。
このようにめっきといっても多様な種類が存在し、その目的も特性も様々です。
基本情報豆知識「めっきとはどんなもの?」
様々な種類のめっきが存在する中弊社が扱っているめっきは硬質クロムめっきと呼ばれるものになります。
クロムめっきも工業用クロムめっきと装飾用クロムめっきで大きく分かれるのですが詳しくは「装飾用クロムめっきと工業用クロムめっきって何が違うの?」のページもご覧ください。
クロムめっきの特徴としては硬度が高く、傷が付きにくく、耐摩耗性に優れていることです。硬さを数値としてあらわすとHV800~950程度もあります(一般的な鉄鋼材であるSS材でHV120~140程度)。この硬さに加えて摩擦係数が低いことから耐摩耗性に優れています。
次に加工性の良さが挙げられます。研削が可能であるため古いめっきを剥がしたり、μ単位で加工を行うことが出来ます。磨き加工を行うことで表面を鏡のようにピカピカにしたり、めっきの加工前後にサンドブラストをうつことにより梨地表面を作ることも出来ます。
また酸素に触れることにより表面に不動態膜を形成するため耐食性にも優れています。
このようにクロムめっきは大変優れた表面処理ですが、弊社ではさらに離型性も兼ね備えたクロムめっき「テフ・ロック」なども扱っております。
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用途/実績例 | 弊社はめっきの中でも工業用クロムめっきを扱う会社です。 取り扱う品物は精密ロールを中心に、金型や各種機械部品など多岐に渡っています。 特にロールに関しては子会社にロール加工工場を有し、設計から、材料選定、切削、製缶などの各種機械加工から表面処理、最終の表面仕上げまで社内で一貫生産が可能です。取り扱うロールの種類もジャケットロール、ナイフロール、コーターロール、カレンダーロール、弾性ロール等あらゆる構造のものに対応可能です。 また、表面処理についても通常の硬質クロムめっき以外に当社オリジナルの表面処理技術「テフ・ロック」や「クロアモール」などのラインナップもそろえており、あらゆるニーズにお応えすることが可能です。 |
カタログ豆知識「めっきとはどんなもの?」
取扱企業豆知識「めっきとはどんなもの?」
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・金属ロール、弾性ロール製作加工 ・硬質クロムめっき加工 サージェント浴をベースに、硬度の高い(HV900以上)クロムめっきをご提供しております。 ・表面仕上げ めっき表面は、超鏡面仕上げから無光沢梨地仕上げまで幅広い光沢度と粗さに調整可能。 ●超研磨仕上げ 0.05S以下(バーチカル研磨機) ●ミラーポケット仕上げ/セミマット仕上げ ●梨地仕上げ ●バフ仕上げ(円筒バフ研磨機/フレキシブルバフ研磨機) ・自己潤滑性クロムめっき「テフ・ロック」加工 硬質クロムめっきとテフロン等の商標で知られる4フッ化樹脂の 複合めっき。クロムめっきの高硬度と4フッ化樹脂の自己潤滑性 を併せ持つ優れた表面処理。離型性と耐磨耗性の両立が可能。 <用途> ヒートシーラー、ガイド部品、ロール、スクリュー等 ・高硬度クロムめっき「クロアモール」加工 クロムとカーボンの合金めっきであり、世界初のアモルファス構 造を持つクロムめっき。硬質クロムめっきの約倍の硬度(約Hv1,800)を有する。 <用途> 封止金型、精密ダイス、エンジン部品、パイロットピン、スクリュー等
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